アメリカ発のウェアハウス・クラブ(会員制倉庫型卸売・小売)であるコストコが2019年9月から新たな会員制度を開始しました。
本記事では新たに始まったコストコの「エグゼクティブ会員」がお得なのかどうなのかを考察してみました。
「コストコを頻繁に利用する方」「コストコが好きな方」などに読んでいただければと思います。
コストコとは?
コストコは全世界に750店舗ある「倉庫型ストア」。
入荷したパレットをそのまま倉庫の中に並べて販売することで管理費を抑え、安価で良質な商品を提供しています。
店内を見渡すとダンボールに入った商品や、パレットの上に商品の箱が何段にも積み重ねられている様子が見れます。
またコストコの特徴として挙げられるのが「会員制」
年会費の支払いが必要な会員のみが来店できる仕組みになっており、大人2名までが同伴として来店出来るようになっています。
コストコの会員制度
コストコでの買い物には会員資格と年会費が必要で、個人会員と法人会員の2種類の会員制度があります。
会員カードには顔写真が印刷されており、他人になりすましての悪用をされないように工夫がされています。
個人会員の場合、年会費が4,400円(税別)が必要となりますが、入会から1年以内に退会であれば年会費は返金されます。(会員都合の退会の場合、1年間は同一人物・同一住所での入会は出来ません)
新たな「エグゼクティブ会員」とは?
2019年9月からスタートしたエグゼクティブ会員となるとコストコでの買い物金額の2%が還元され、コストコで利用できるポイントとなる。
気になる年会費は個人会員・法人会員共に9,000円(税別)
では、いくらの買い物をすればエグゼクティブ会員の方がお得になるのだろう?
簡単な目安になるように計算してみました。
月にいくら使えば、エグゼクティブ会員の方がお得なのか?
個人会員の年会費が4,600円(税別)なので今回スタートするエグゼクティブ会員9000円との差額は4,400円。
つまり年間で還元される額が4,400円を上回ればお得ということになります。
では毎月10,000円コストコで買い物をする人の還元額は?
10,000円×12ヶ月=120,000円
120,000円×2%=2,400円
還元額が2,400円なので現行の個人会員の方がお得と言えるでしょう。
毎月20,000円コストコで買い物をする人の還元額は?
20,000円×12ヶ月=240,000円
240,000円×2%=4,800円
ここが還元額が年会費の増額分を上回るポイントになりますね。
つまり、毎月20,000円以上コストコで買い物をする方であればエグゼクティブ会員へアップグレードした方が良いということになります。
エグゼクティブ会員へアップグレードする方法
現時点ではコストコ店頭のみでの入会のみとなるようです。
ウェブサイト上でのエグゼクティブ会員への入会は出来ない模様なので、コストコ店舗へ訪れカウンターのスタッフに声をかける必要があるようです。
まとめ
定期的にコストコへ買い物で訪問し、毎月の支払額が20,000円を超える人にとっては有効なサービスになっています。
しかし2%還元対象にならない商品もあるので注意が必要かと思われます。