日常的に生活をしているとどんな人でもストレスは溜まります。学生でも、社会人でも、主婦でも、高齢者の方でも種類は違えどストレスは溜まるものです。
その中でも今回は営業職のビジネスマン、いわゆる「営業マン」のストレスをご紹介します。どんな方面からストレスがあるか事前に知っておくことで、これから営業マンとして働く新社会人の方や、営業職以外から営業職へ転職する方などの参考になればと思います。
- ①会社の方針に対するストレス
- ②売らなければいけない「商品」に対するストレス
- ③営業成績(ノルマ)に対するストレス
- ④労働時間が長いことへのストレス
- ⑤理不尽な顧客・取引先からのストレス
- ⑥上司に対するストレス
- ⑦社内の他部署の人とのストレス
- まとめ
「営業マンのストレス」と一言で言っても、さまざまな種類があります。
まずは「仕事・会社」に関するストレスから紹介していきましょう!
①会社の方針に対するストレス
期が変わったり、担当者・上司が変わったことで会社・部署の方針が変わることはどの仕事においても少なくないでしょう。
もちろん「営業」の場面でも多く存在します。
たとえば「Aって商品を積極的に売っていこう!」となっていたので、積極的に営業活動を行い成果を上げたとします。しかし部署の方針が変わり重点商品が自分のあまり売ってこなかった商品になった時、営業マンとしての評価を獲得する事が出来ません。
以前までの方針に沿って頑張って営業していたのに、会社・部署の方針が変わっただけで評価されないことは非常に大きなストレスになるでしょう。
②売らなければいけない「商品」に対するストレス
前述の「方針に対するストレス」に近いものですが、自分が「これはいい!」と思った商品を売っても評価されず、自分があまり納得できない商品を売らなければいけない場合も多くあります。
自分が納得できない商品だとしても、「いいものですよ!」と顧客に提案しなければいけない場面も多くありますし、納得できない商品で顧客が不満を感じても責任は営業マンへ降りかかってきます。
③営業成績(ノルマ)に対するストレス
営業という仕事をしていると、必ずと言っていいほど「ノルマ」「目標」が存在します。もちろんノルマ・目標に対して頑張ることは大事なんですが、ノルマが達成できない時のストレスは非常に大きいです。
また、ノルマや目標の設定も会社や部署からトップダウンで降ってくるものがほとんどで、時として「非常に遠い目標」だったりすることもあります。
どんなに遠い目標だとしても、達成できなければ上司から怒られたり評価が落ちたり給料が下がったりとよろしくない事ばかりが待ち受けています。
④労働時間が長いことへのストレス
営業という仕事は「数字」がすべてです。
もちろんプロセスを評価してくれる場合もありますが、結果が出ていることが前提でプロセスを評価だったりします。
なので、「結果の為であれば時間が掛かる事は仕方ない」と考える人が多いのが現状です。
また顧客の時間軸が優先となる為、自分の会社の労働時間外が顧客の都合の良い時間であったりするケースは少なくありません。
働く時間が長くなれば、休む時間が短くなります。休む時間が短くなれば疲れもストレスも溜まってしまいます。
次は「人間関係」に関するストレスを紹介していきます。
営業という仕事は「人」対「人」で折衝をする仕事なので対人関係のストレスは非常に多いです。
⑤理不尽な顧客・取引先からのストレス
顧客・取引先=お客様なので、お客様のご希望に沿った営業や提案が必要になります。
しかし時としてお客様から「対応不可能な依頼」を受ける事も少なくありません。
たとえば契約頂いた商品が望んだ成果を獲得出来なかった時、「金は払えない!」と言われたり、約束した時間に訪問したのにいなかったり、電話に出れなかっただけで激怒されたり・・・
私も経験がありますが、「なぜそこまで怒るの?」と感じることも多いのが営業という仕事だと思います。
⑥上司に対するストレス
営業そのものの仕事は1人で行う場合が多いですが、会社に戻れば同僚・先輩・後輩がいます。
とくに上司からは営業状況の進捗確認をされたり、出来なかった理由の説明を求められたりします。
もちろん上司もよかれと思って教えてくれたりしているのですが、その時は大きなストレスになるのがほとんどです。
⑦社内の他部署の人とのストレス
営業マンは「会社の代表」として顧客・取引先と商談をします。
営業する商品の専門知識は営業職よりも技術職の方が詳しいので、コミュニケーションをとる必要がありますし、お金に関わることであれば経理部門とのコミュニケーションも必要です。
しかし、技術職や経理の方は実際に顧客・取引先と会っていない場合が多いので営業マンが「板挟み」になるケースも少なくありません。
まとめ
「営業という仕事はストレスが多い」と紹介してきましたが、作者の私は10年以上営業職として働き続けています。(今も営業マンです)
辛い事・理不尽なことは非常に多いのは否定しませんが、同時に達成感ややりがいが大きいのも事実です。
1人のビジネスマンではありますが、会社の看板を背負って顧客・取引先と商談・折衝が出来るのは非常に価値がある事です。
また、AIが進化していく時代のなかでも「営業」という仕事は取って変わることが出来ないと考えています。
人の心・期待感を与える事が出来るのは、やはり「人」であり「データ」や「推測」だけではないと思います。
ストレスが多い仕事かもしれませんが、その分やりがいもある仕事だと思うので営業職が未経験の方も是非トライしてみましょう!